COME ON! ROCKIN' ROAD 4月マンスリーゲスト/竹内まりや(2017年4月30日放送分) [ラジオ]
4月30日放送分のトークです。
来年まりやさんが新しいアルバムを発売の予定、っていう話が出てきたりして、
今回もお二人の楽しいトークが盛りだくさんです。
それでは、どうぞ!
-------------------------------------------------------
マ: まりやさん、あのー、なんかお子さんの学校の、なんかPTA系もやってたこと
あるんですか?
ま: PTA、っていうか、まあでも、子どもがちっちゃい、あの、学校行ってた時代は、
けっこうちゃんと保護者会とか、うん、ママ友、、、あのね、幼稚園で知り合った
ママ友の2人は今でも大親友。
マ: へぇー。
ま: なんか、やっぱり、あの、こういう業界にずっといると、あの、音楽業界が
自分の社会になっちゃうけれども、やっぱ一歩外へ出て、あの、幼稚園だとか
小学校の保護者会みたいなところに行くと、同年齢の、そういう人たちが、
どういうことを考えてたり、生活してるか、ってことが、やっぱり直にわかるので、
それもすごく自分にとっては、子育てをした、ってことがいい社会勉強になった。
マ: 山下家はやっぱり音楽と音楽、じゃないですか。
で、うちは、僕は、音楽と一般の(家庭)なんで、一般常識的なことの風が
家の中で吹いてるんで、いつも。
ま: そっかー。
マ: だから全然その辺は、、、
ま: 意識しなくても、
マ: はい、はい。
ま: 一般のことがわかる、っていう環境なんだ。
マ: 一般でずっと育ってきて、今でもまだママ友とか、学校のお母さんとかと。
それが普通なんで。
ま: なるほど。
マ: だからわざわざそういう子たちと、そういう人たちと付き合いに
行っている訳ではなくて。
ま: 当たり前に。うんうんうん。
でも私にとっては、その、子育てをして、その子育てを通して知り合った
ママであるとか保護者、まあ同年代の人たちが何を考えて生活してるか、
っていうことは、たぶん間接的にだけど、曲を書く上でも役に立ったかも
しれない。
別に意識して彼らをなんかどうのこうの、って書いてるわけではないんだけど、
でもこういう曲が聴きたいんじゃないかなー、とかね。
その「家に帰ろう」みたいなのはいいんじゃないかな、とか。
マ: 職人ですね。もうすぐにそういう目で見ちゃうんですね。
ま: どうだろう。そこはあのー、趣味的に好きなんでしょうね。
そういう風に、あの、自分で感じたことを曲にしてみる、っていうのはね。
私小説はないんですけど、何かこう、トピックを外からもらって、それをこう、
曲にしてみる、っていうのはすごい好きなんですよ。
(♫ 駅/竹内まりや)
マ: えー、まりやさんが、曲を、アルバムを作るのって、何年に1回ですか?
ま: えっとね、私の場合は、あの、曲はつねにいろいろ書き溜めては
いるんだけれども、達郎の体が空かないと、アレンジができないんですね。
アレンジプロデュースは彼がするので。
マ: なるほど。
ま: つまり彼のアルバムがあり、彼のツアーがあり、それがワンサイクル終わって、
彼の体が空いたら、じゃあ私のをやってください、っていうやり方なので、
だから多分7年とか8年に一枚じゃないかな、オリジナルだと。
マ: はぁー。
ま: うん、でもそれが一番私には合ってるペースだし。
で、山下達郎の音楽活動を、やっぱり一番望んでる、っていうか
私が聴きたい訳だから、それをストップする意味もないわけだから。
マ: そりゃそうですよね。
ま: ね?だから彼が心ゆくまでアルバムを作り、まあ、ツアーやりたい、
っていうの、それを見に行くの、私も好きだし、それをやって、
さあちょっと時間空いてますよ、っていう時に、ちょっとじゃあ
シングルはできるかな、っていうの。
まあそのシングルがたまったからもうちょっとでアルバムかな、
っていうのを、こう、ね、待ってると、7年か8年ですけど。
マ: ちょっと時間空いて、忙しい中お願いするのに、ちょっと
機嫌が悪かったりとかするわけでしょ?
ま: そこは見ますね。今日頼んだら2,3曲アレンジしてくれるな、
っていう日もある。
マ: 機嫌がよくて。
ま: 機嫌、というよりは、まあ、モードだよね。
マ: モード、なるほど。
ま: ちょっと入っちゃってるよ、っていうやつ。
で、今日はもう、音楽の話しないでおこう、みたいな時も
あったりして(笑)
マ: ハッハッハッハッ(笑)気、遣いますもんね。
ま: いや、気、遣ってない。もうそれは、あ、うんでわかるから。
マ: あー、なるほどね。
ま: 全然、気、遣わないよ。気、遣ってたら結婚生活大変じゃん?
だからもう、全然、気、遣わない。
マ: 達郎さん気、遣ってたら大変でしょうねー。
ま: だから私、全然、気、遣ってないって、ホントに。
あの、気を遣わせるタイプの人に見えるらしいんですよ。
どうも、外では。
マ: 見えます。はい、はい。
ま: でも私は全然、気、遣ってない。だからそれが相性だ、っていうんでしょうね。
マ: で、お二人の共通の趣味は、もう、音楽?
ま: 音楽とね、文楽は二人でよく行きますね。
マ: そうなんですかー。
ま: あと、映画とかは、好きだけど、あの、個々で見るのが好きなんですよ。
二人で映画へ行くんじゃなくて、「あれよかったよ!」って「見てごらん!」
って言って、一人ずつ行くとか、そういう情報交換をしといて、一人で買って
見に行く、っていうのは好きですね。
マ: うん。まあ、僕とうちの奥さんと、一生の思い出になった、あの、結婚披露宴の。
ま: はい、デュエットさせていただいて。ありがとうございます。
マ: 達郎さんとまりやさん来ていただいて、サプライズでデュエット、って。
どんだけぜいたくなんだ!って。
ま: いやいやいや、ホントに、あの、素敵な結婚式で、披露宴で、森繁(久弥)さんとか、
(森)光子さんもいらしたし、(黒柳)徹子さんやなんかも。
なんかねー、マッチがすごい照れてるのがねー、印象的でした。
マ: いやぁー(照れ笑い)
ま: ホント素敵な、素晴らしい結婚式でしたね。
マ: もうね、今もね、大事に。
ま: あ、ホント?
マ: あー、あの時はカセットテープだったので。
もう、DVDに焼いてですね、我が家の宝物になっておりまして。
ま: あー、ほんと?お役に立ててよかったです。
マ: 一時期あの、ホントに、友達が来るたびに、デュエットのとこだけ見せてて。
ま: 見せてたの?やめてー!
マ: ハハハハハ、そのくらい自慢だったんですけど。
ま: ハハハハ、ありがとうございます。
マ: まりやさん、この、今後は、ライブとかは?
ま: そうですねぇー。
マ: アルバムはまた7年後、とか言わずに。
ま: アルバムが7年8年だから、ライブはね、10年ごとぐらいでやってんですけど、
もう年じゃん!って話ですよね。
マ: いやいやいや、それはちょっと。
ま: でも達郎を見てると、励まされるんで、私もまたいつかステージ
やろうとは思ってるんですが、とりあえずまあ、曲を書き溜めたり、で、
達郎が旅に出てる間は他の人に曲を書いたり、ま、そういうことをやりつつ、
このペースでどれだけ長く続けて行けるか、ってことですよね。
だから、70,80になった時に、歌ってるかどうかわからないけど。願わくば、
なんかそうやって音楽を続けていたいという風に思いますし。
マ: はい、はい。
ま: 例えば雪村いづみさんとかでも、80代でもちゃんと歌ってらっしゃる方
いらっしゃるし。
マ: 竹内まりやさんの曲に助けられてる世の中の女子高生、(女子)大生、
OLさんって、もう山のようにいると思いますよ。
ま: そうですかー。
マ: あの歌声と、歌詞と。山のようにいます、って!
ま: なんか、人に喜んでもらえる限りは、歌い続けたいな、と思ってるんですよねー。
マ: 僕はあの、まりやさんに言ったことがあるかもしれないけど、
ずいぶんまりやさんの曲を、自分のジョギングする時のipodに入ってる、
入れてあるんですよ。
ま: そのジョギングのペースに合うかなぁ?
マ: 全然合わないんです。
ま: 全然合わないよねー。
マ: でもね、励まされる。
ま: ふーん。
マ: ♬〇※△□なーい、レインコート♫それもそうだし、♫ dance, dance, dance ♫
もそうだし。
ま: へー。
マ: ああいう系の曲とかは、、、
ま: けっこう切ない系じゃん。
マ: 切ない系なんですけど、夕方、あの切ない系がかかると、根性入ってくるんですよ。
ま: すごい!マッチの役に立っている!「駅」が。
マ: いやもう、ホントに。
ま: 嬉しいわ、それは、うん。そういう風に言っていただけると、なんかやっぱり、
歌っていいな、って思います。
マ、ま:(一緒に歌う)♫ ふと触れた、指先に~♫
マ: あれもう、ガンガン走りますよ!
ま: ハハハハハハハハ!
マ: ホントに。
ま: 不倫系じゃん!
マ: ハハハハハハハハ!
ま: ハハハハハハハハ!
マ: そうなんです。
ま: 本当?ありがとう。
マ: まりやさんの曲、だから世の中の、、、
ま: そんなの初めて聞いた!だってご飯食べてる時、そんなこと
言ってくれないじゃん!
マ: そうでした!僕けっこうまりやさんの曲で。
ま: 聴いてくれてありがとう。
マ: トレーニング、励まされてます。
ま: ほんとー。
マ: だからね、世の女性も、男性もですね、まりやさんに励まされてるんで。
ま: ホントありがたい。
マ: 今アルバム出すとしたら、何パーセントぐらいですか?
今、30%ぐらいかなー。とか。
ま: まー、あの、次に出すのはね、ちょっとこうレアものを出そうと
思ってるんで。うん、まあでも、来年には出ると思います。
マ: おおおおおー!そうですか!
ま: はい、はい。それは今進めてるんで。
マ: で、ちょっと達郎さん、引きずり込んで。
ま: そうですね。あとねー、私アイドルの方に提供した曲、いっぱいあるん
ですけれども。
マ: はいはい。
ま: 一番残念だったのは、あの、岡田有希子ちゃん、っていうアイドルに、
一番たくさん書いてるんですけど、彼女がいなくなってね、急にね。
で、まあ、書き続けられなくなったんだけども、その有希子ちゃんに
書いた曲をいつか自分で、セルフカバーで、ま、有希子ちゃんに
捧げる意味でね、歌いたいなー、と思って。
で、彼女、多分、来年が33回忌だと思うんですけど、まあ、有希子ちゃんに、
そういう追悼の意味も込めて、私はその彼女のデビュー曲、
「ファースト・デイト」っていうんだけど、これを還暦になった私が歌う、
っていうのもちょっといいのかもしれないな、って。
マ: いいですねー。
ま: 天国で喜んでくれるかもしれない、って。
マ: 彼女も喜ぶし、彼女を応援してた、、、
ま: ファンの方が。手紙を下さって、この有希子ちゃんの曲を、
いつか必ず歌ってください、っていう手紙をもらってたんで、
それをやるのはいつなのかなー、と思ってたんですけど。
マ: もうこんな話しながら、僕ちょっと鳥肌立ってきました。
ま: ほんと?だからちょっと彼女に捧げる意味で。
マ: 僕ら、だって、同世代ですからね。彼女たちと。
ま: そうでしょ?ね?
マ: そうなんですよね。是非それも実現していただきたいなと思うのと、
なんか変則的なアルバムは、来年必ず出す、という。
ま: そうですね、それも入れた形でね、はい、あの、アルバムを出して。
できたら、そうですね、70までにはツアーやりたいね。ハハハハ!
マ: まあそういわずに(笑)今、僕、52ですから、僕も何とか60まで頑張ろうかな、
と思いますので。
ま: いや、60まで、とは言わないで!
マ: えー!
ま: もう、ずっと!
マ: そうですかー。
ま; うん!生きてる限り頑張ろうよ、ねぇ!
マ: 是非あの、末永く。
ま; 末永く!
マ: あの、お付き合いいただければな「、と思います。
ホントに今日はあの、貴重な話をしていただき、ありがとうございました。
ま: ありがとうございました。
マ: また時間があったら是非、遊びに来てください。
ま: ありがとうございます。
マ: 竹内まりやさんでした。ありがとうございました。
ま: ありがとうございました。楽しかったです。
マ: ありがとうございます。
―終わりー
またいつか、楽しいトーク、聞かせていただきたいですねー。
次のまりやさん出演のラジオは、8月の夫婦放談でしょうかね~。
来年まりやさんが新しいアルバムを発売の予定、っていう話が出てきたりして、
今回もお二人の楽しいトークが盛りだくさんです。
それでは、どうぞ!
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マ: まりやさん、あのー、なんかお子さんの学校の、なんかPTA系もやってたこと
あるんですか?
ま: PTA、っていうか、まあでも、子どもがちっちゃい、あの、学校行ってた時代は、
けっこうちゃんと保護者会とか、うん、ママ友、、、あのね、幼稚園で知り合った
ママ友の2人は今でも大親友。
マ: へぇー。
ま: なんか、やっぱり、あの、こういう業界にずっといると、あの、音楽業界が
自分の社会になっちゃうけれども、やっぱ一歩外へ出て、あの、幼稚園だとか
小学校の保護者会みたいなところに行くと、同年齢の、そういう人たちが、
どういうことを考えてたり、生活してるか、ってことが、やっぱり直にわかるので、
それもすごく自分にとっては、子育てをした、ってことがいい社会勉強になった。
マ: 山下家はやっぱり音楽と音楽、じゃないですか。
で、うちは、僕は、音楽と一般の(家庭)なんで、一般常識的なことの風が
家の中で吹いてるんで、いつも。
ま: そっかー。
マ: だから全然その辺は、、、
ま: 意識しなくても、
マ: はい、はい。
ま: 一般のことがわかる、っていう環境なんだ。
マ: 一般でずっと育ってきて、今でもまだママ友とか、学校のお母さんとかと。
それが普通なんで。
ま: なるほど。
マ: だからわざわざそういう子たちと、そういう人たちと付き合いに
行っている訳ではなくて。
ま: 当たり前に。うんうんうん。
でも私にとっては、その、子育てをして、その子育てを通して知り合った
ママであるとか保護者、まあ同年代の人たちが何を考えて生活してるか、
っていうことは、たぶん間接的にだけど、曲を書く上でも役に立ったかも
しれない。
別に意識して彼らをなんかどうのこうの、って書いてるわけではないんだけど、
でもこういう曲が聴きたいんじゃないかなー、とかね。
その「家に帰ろう」みたいなのはいいんじゃないかな、とか。
マ: 職人ですね。もうすぐにそういう目で見ちゃうんですね。
ま: どうだろう。そこはあのー、趣味的に好きなんでしょうね。
そういう風に、あの、自分で感じたことを曲にしてみる、っていうのはね。
私小説はないんですけど、何かこう、トピックを外からもらって、それをこう、
曲にしてみる、っていうのはすごい好きなんですよ。
(♫ 駅/竹内まりや)
マ: えー、まりやさんが、曲を、アルバムを作るのって、何年に1回ですか?
ま: えっとね、私の場合は、あの、曲はつねにいろいろ書き溜めては
いるんだけれども、達郎の体が空かないと、アレンジができないんですね。
アレンジプロデュースは彼がするので。
マ: なるほど。
ま: つまり彼のアルバムがあり、彼のツアーがあり、それがワンサイクル終わって、
彼の体が空いたら、じゃあ私のをやってください、っていうやり方なので、
だから多分7年とか8年に一枚じゃないかな、オリジナルだと。
マ: はぁー。
ま: うん、でもそれが一番私には合ってるペースだし。
で、山下達郎の音楽活動を、やっぱり一番望んでる、っていうか
私が聴きたい訳だから、それをストップする意味もないわけだから。
マ: そりゃそうですよね。
ま: ね?だから彼が心ゆくまでアルバムを作り、まあ、ツアーやりたい、
っていうの、それを見に行くの、私も好きだし、それをやって、
さあちょっと時間空いてますよ、っていう時に、ちょっとじゃあ
シングルはできるかな、っていうの。
まあそのシングルがたまったからもうちょっとでアルバムかな、
っていうのを、こう、ね、待ってると、7年か8年ですけど。
マ: ちょっと時間空いて、忙しい中お願いするのに、ちょっと
機嫌が悪かったりとかするわけでしょ?
ま: そこは見ますね。今日頼んだら2,3曲アレンジしてくれるな、
っていう日もある。
マ: 機嫌がよくて。
ま: 機嫌、というよりは、まあ、モードだよね。
マ: モード、なるほど。
ま: ちょっと入っちゃってるよ、っていうやつ。
で、今日はもう、音楽の話しないでおこう、みたいな時も
あったりして(笑)
マ: ハッハッハッハッ(笑)気、遣いますもんね。
ま: いや、気、遣ってない。もうそれは、あ、うんでわかるから。
マ: あー、なるほどね。
ま: 全然、気、遣わないよ。気、遣ってたら結婚生活大変じゃん?
だからもう、全然、気、遣わない。
マ: 達郎さん気、遣ってたら大変でしょうねー。
ま: だから私、全然、気、遣ってないって、ホントに。
あの、気を遣わせるタイプの人に見えるらしいんですよ。
どうも、外では。
マ: 見えます。はい、はい。
ま: でも私は全然、気、遣ってない。だからそれが相性だ、っていうんでしょうね。
マ: で、お二人の共通の趣味は、もう、音楽?
ま: 音楽とね、文楽は二人でよく行きますね。
マ: そうなんですかー。
ま: あと、映画とかは、好きだけど、あの、個々で見るのが好きなんですよ。
二人で映画へ行くんじゃなくて、「あれよかったよ!」って「見てごらん!」
って言って、一人ずつ行くとか、そういう情報交換をしといて、一人で買って
見に行く、っていうのは好きですね。
マ: うん。まあ、僕とうちの奥さんと、一生の思い出になった、あの、結婚披露宴の。
ま: はい、デュエットさせていただいて。ありがとうございます。
マ: 達郎さんとまりやさん来ていただいて、サプライズでデュエット、って。
どんだけぜいたくなんだ!って。
ま: いやいやいや、ホントに、あの、素敵な結婚式で、披露宴で、森繁(久弥)さんとか、
(森)光子さんもいらしたし、(黒柳)徹子さんやなんかも。
なんかねー、マッチがすごい照れてるのがねー、印象的でした。
マ: いやぁー(照れ笑い)
ま: ホント素敵な、素晴らしい結婚式でしたね。
マ: もうね、今もね、大事に。
ま: あ、ホント?
マ: あー、あの時はカセットテープだったので。
もう、DVDに焼いてですね、我が家の宝物になっておりまして。
ま: あー、ほんと?お役に立ててよかったです。
マ: 一時期あの、ホントに、友達が来るたびに、デュエットのとこだけ見せてて。
ま: 見せてたの?やめてー!
マ: ハハハハハ、そのくらい自慢だったんですけど。
ま: ハハハハ、ありがとうございます。
マ: まりやさん、この、今後は、ライブとかは?
ま: そうですねぇー。
マ: アルバムはまた7年後、とか言わずに。
ま: アルバムが7年8年だから、ライブはね、10年ごとぐらいでやってんですけど、
もう年じゃん!って話ですよね。
マ: いやいやいや、それはちょっと。
ま: でも達郎を見てると、励まされるんで、私もまたいつかステージ
やろうとは思ってるんですが、とりあえずまあ、曲を書き溜めたり、で、
達郎が旅に出てる間は他の人に曲を書いたり、ま、そういうことをやりつつ、
このペースでどれだけ長く続けて行けるか、ってことですよね。
だから、70,80になった時に、歌ってるかどうかわからないけど。願わくば、
なんかそうやって音楽を続けていたいという風に思いますし。
マ: はい、はい。
ま: 例えば雪村いづみさんとかでも、80代でもちゃんと歌ってらっしゃる方
いらっしゃるし。
マ: 竹内まりやさんの曲に助けられてる世の中の女子高生、(女子)大生、
OLさんって、もう山のようにいると思いますよ。
ま: そうですかー。
マ: あの歌声と、歌詞と。山のようにいます、って!
ま: なんか、人に喜んでもらえる限りは、歌い続けたいな、と思ってるんですよねー。
マ: 僕はあの、まりやさんに言ったことがあるかもしれないけど、
ずいぶんまりやさんの曲を、自分のジョギングする時のipodに入ってる、
入れてあるんですよ。
ま: そのジョギングのペースに合うかなぁ?
マ: 全然合わないんです。
ま: 全然合わないよねー。
マ: でもね、励まされる。
ま: ふーん。
マ: ♬〇※△□なーい、レインコート♫それもそうだし、♫ dance, dance, dance ♫
もそうだし。
ま: へー。
マ: ああいう系の曲とかは、、、
ま: けっこう切ない系じゃん。
マ: 切ない系なんですけど、夕方、あの切ない系がかかると、根性入ってくるんですよ。
ま: すごい!マッチの役に立っている!「駅」が。
マ: いやもう、ホントに。
ま: 嬉しいわ、それは、うん。そういう風に言っていただけると、なんかやっぱり、
歌っていいな、って思います。
マ、ま:(一緒に歌う)♫ ふと触れた、指先に~♫
マ: あれもう、ガンガン走りますよ!
ま: ハハハハハハハハ!
マ: ホントに。
ま: 不倫系じゃん!
マ: ハハハハハハハハ!
ま: ハハハハハハハハ!
マ: そうなんです。
ま: 本当?ありがとう。
マ: まりやさんの曲、だから世の中の、、、
ま: そんなの初めて聞いた!だってご飯食べてる時、そんなこと
言ってくれないじゃん!
マ: そうでした!僕けっこうまりやさんの曲で。
ま: 聴いてくれてありがとう。
マ: トレーニング、励まされてます。
ま: ほんとー。
マ: だからね、世の女性も、男性もですね、まりやさんに励まされてるんで。
ま: ホントありがたい。
マ: 今アルバム出すとしたら、何パーセントぐらいですか?
今、30%ぐらいかなー。とか。
ま: まー、あの、次に出すのはね、ちょっとこうレアものを出そうと
思ってるんで。うん、まあでも、来年には出ると思います。
マ: おおおおおー!そうですか!
ま: はい、はい。それは今進めてるんで。
マ: で、ちょっと達郎さん、引きずり込んで。
ま: そうですね。あとねー、私アイドルの方に提供した曲、いっぱいあるん
ですけれども。
マ: はいはい。
ま: 一番残念だったのは、あの、岡田有希子ちゃん、っていうアイドルに、
一番たくさん書いてるんですけど、彼女がいなくなってね、急にね。
で、まあ、書き続けられなくなったんだけども、その有希子ちゃんに
書いた曲をいつか自分で、セルフカバーで、ま、有希子ちゃんに
捧げる意味でね、歌いたいなー、と思って。
で、彼女、多分、来年が33回忌だと思うんですけど、まあ、有希子ちゃんに、
そういう追悼の意味も込めて、私はその彼女のデビュー曲、
「ファースト・デイト」っていうんだけど、これを還暦になった私が歌う、
っていうのもちょっといいのかもしれないな、って。
マ: いいですねー。
ま: 天国で喜んでくれるかもしれない、って。
マ: 彼女も喜ぶし、彼女を応援してた、、、
ま: ファンの方が。手紙を下さって、この有希子ちゃんの曲を、
いつか必ず歌ってください、っていう手紙をもらってたんで、
それをやるのはいつなのかなー、と思ってたんですけど。
マ: もうこんな話しながら、僕ちょっと鳥肌立ってきました。
ま: ほんと?だからちょっと彼女に捧げる意味で。
マ: 僕ら、だって、同世代ですからね。彼女たちと。
ま: そうでしょ?ね?
マ: そうなんですよね。是非それも実現していただきたいなと思うのと、
なんか変則的なアルバムは、来年必ず出す、という。
ま: そうですね、それも入れた形でね、はい、あの、アルバムを出して。
できたら、そうですね、70までにはツアーやりたいね。ハハハハ!
マ: まあそういわずに(笑)今、僕、52ですから、僕も何とか60まで頑張ろうかな、
と思いますので。
ま: いや、60まで、とは言わないで!
マ: えー!
ま: もう、ずっと!
マ: そうですかー。
ま; うん!生きてる限り頑張ろうよ、ねぇ!
マ: 是非あの、末永く。
ま; 末永く!
マ: あの、お付き合いいただければな「、と思います。
ホントに今日はあの、貴重な話をしていただき、ありがとうございました。
ま: ありがとうございました。
マ: また時間があったら是非、遊びに来てください。
ま: ありがとうございます。
マ: 竹内まりやさんでした。ありがとうございました。
ま: ありがとうございました。楽しかったです。
マ: ありがとうございます。
―終わりー
またいつか、楽しいトーク、聞かせていただきたいですねー。
次のまりやさん出演のラジオは、8月の夫婦放談でしょうかね~。
COME ON! ROCKIN' ROAD 4月マンスリーゲスト/竹内まりや(2017年4月23日放送分) [ラジオ]
この回を聴き始めた時、え?最初の部分、先週の繰り返し?
って思ったら、やっぱり重複してました。。。
これってテレビのバラエティ番組とかのCM明けと同じじゃん!
ラジオも同じことしちゃうの???ってちょっと興ざめして
しまいましたが、気を取り直して、行ってみましょう!
---------------------------------------------------------------------------------
マッチ(以下 マ): 例えばその、ま、遊園地はいかないだろうけど、ドライブとか?
まりや(以下 ま): ドライブはよくしました。
マ: あー、しました?
ま: しました。湘南とか。
マ: 達郎さん運転で?
ま: そうそう。
マ: 達郎さん運転?
ま: そうそうそう、付き合いだしたきっかけがドライブだったからね。
マ: あっ、そうですかー。
ま: あの、アンルイスさんのレコーディングが終わった後に、これ私、
公で言ってるから あれなんですけど、レコーディングが
終わった後に、彼の多重コーラスを入れてもらって、それが徹夜で
一晩かかったんですよ。
その、リンダ、っていう曲だったんですけど。
マ: はいはい。有名な曲ですね。
ま: 彼の多重コーラス以外ではこの楽曲は成り立たないな、という感じがして、
ま、彼にオファーしたらやってきてくれて、それを一晩かけてアカペラ、
じゃなくてコーラス多重で入れてくれて、それでもう明け方だったんで、
「わー、お疲れ様。ホントありがとうございました。」
って言ったら
「僕、新車買ったんだよ。」
って。
その時、なんかホンダのプレリュードとかの、そういう新車を初めて買ったんだ、
って。
真赤なスポーツカータイプの。
「あー、じゃあ、新車だったら送るよ。」
って言われて、
「じゃあ送ってください。」
って言って。
「でも、この新車、いいから、もうちょっとドライブしたいですね。」
みたいなことを言ってたのが、たぶん付き合うきっかけだったので。
マ: その「リンダ」のコーラスをたのんで、忙しい中達郎さんがやってきてくれて。
ま: やってきてくれたんですよ。
で、アンルイスが頼んだらノーだったのに、私が頼んだらやって来てくれて(笑)
「それどういうこと?」
っていう。アンに突っ込まれましたけど。
いや私、すごく平身低頭にお願いして
「これは本当に達郎さんのコーラスじゃないとダメなんです。」
って言って。
(ここまでの部分は前回4月16日放送分との重複です)
マ: で、忙しいのに来てくれた。
で、チョロチョロ、ってやって帰るんじゃなく、きっちりもう朝まで。
ま: やっぱりかかるんですよね、時間がね、あれね。
マ: かかりそうですもんね、達郎さんも細か~くやって。
で、忙しいのに朝までやって。
で、それをまりやさんスタジオで見てた。
ま: ずっと見届けて。で、わー、やっぱりもうホント期待通りのができた、
って思って。お疲れ様、って。
マ: これはねー、達郎さん、あのもうね、まりやさんが見てんの、
ずーっと横目で見ながら仕事してたんですよ。
ま: いや、そういう邪心がない人だから好きだったんですよ。
マ: でもまりやさんが帰った途端に、30分後ぐらいに
「もうこんなもんでいんじゃねーか?」
って帰っちゃったりして。そういう人じゃないんですよね?(笑)
ま: ハハハ(笑)いや、あの、どの、誰がどう頼んだから、ではなく、
ちゃんと頼まれたことはちゃんと引き受けて、それが誰であろうと。
それをやり遂げる、その精神性が好きだった。
マ: 責任感、っていうかね。
ま: そう、だって私、一番最初に達郎さんに曲を書いてもらった時に、
「夏の恋人」って曲だったんですけど、「BEGINNING」っていう
アルバムの。で、みなさん書いてくださった作曲家の人たちに、
「あー、ありがとうございます。記念にサインをお願いします。」って
ミーハーだから、サインもらってた(笑)。
で、達郎さんにも、あ、シュガーベイブの時からずっと聴いてて、
「ホントにいい曲ありがとうございました。ちょっと記念にサインを。」
って手帳出したら、すごい怒られて、
「君、何考えてんの?」って言われて。
マ: 達郎さんに?
ま: そうそうそう。だって、それって会ってまだ2回目ぐらい
じゃないですか。
マ: はいはい。
ま: 「何考えてんの?」って言われて、
「あの、君もね、ちゃんと、その、同業者としてね、その、自分が人に
サインしなきゃいけない立場になるんだから、こんな同業者に
サインなんかもらって歩いてんじゃねーよ。」
みたいなことを、すごい説教されたの。
マ: はい。
ま: それで私は、「うわ~!イヤな奴~!」とかって思っちゃって(笑)
マ: ハッハッハッハ!
ま: だってサインぐらいいいじゃん、って思うじゃん!
マ: 確かにね。
ま: そんな、いいじゃないですか、減るもんじゃないし、って
思ったんだけど、でも、家に帰ってよく考えてみたら、そうだよな、と。
私チャラチャラしてるわ、ってちょっと反省しちゃった。
マ: 男としてですね、ひとこと言わせていただいていいですか?
ま: ええ。はい。
マ: そのサインを、手帳出してきて怒った時から、達郎さんは
まりやさんに惚れてましたね。絶対に!
ま: それはマッチ分析なの?
マ: そう!あの時から、「おっ、この子には、俺ちょっとインパクト
与えとかなきゃいけないな」と思って怒ったんですよ。
ま: うそうそ!ホントに怒られたの。
で、ホントにチャラい学生歌手みたいなのやめときな、みたいなこと
言われて。で、私は家に帰ってすごく反省して。
いいことを言ってくれたよな、あの人、って一目置きましたねー。
マ: なんかハマっちゃったんじゃないんですか?達郎マジックに。
ま: どうですかねー(笑)いやでも誰に対してもそういうところがある人だ、
っていうのは、私はそれが好きです。
マ: 僕の「ハイティーンブギ」書いてくれてる時の、達郎さんのその熱心さ、
後からいろいろと聞かされましたけど。
ま: すごかったよ。ホント。あの、ノート1冊分、マッチのことバーッと書いてあって、
こいつはね、こう上がる時のメロディーがどうの、こうの、で、下がる時は
どうなんだ、とか、分析をしきって、それで、一オクターブで歌わせる、とか、
すっごいね、研究してたの、私、横で見てたから。
マ: ありがとうございます。
ま: で、すんごいな、と。で、多分ジャニーズアイドルに書くのは初めてだったので、
プレッシャーもあったと思うんですよ。
マ: で、あの、筒美京平さんに、それまで4作書いていただいて、
「ギンギラギン(にさりげなく)」の後だったんで。
ま: そうだよねー。すごいプレッシャーだったと思う。うん。
「硝子の少年」書いた時もプレッシャーだった、って言ってましたけど、
ミリオンマストだ、って言われて。でもやっぱり初めてのジャニーズで、
マッチだし、けっこう気合入ってたと思う。あのノート、ホント書いてましたから。
タタタタタタタ、だったらいいんだよ、とかね。
マ: そうなんですよね。だからやっぱそういう意味で責任感すごいですよね。
それを横で見てたら惚れちゃいますよね。
ま: だからけっこう分け隔てなく、誰に対しても怒る時は起こるし、
これは正しくない、って思ったら言うし、人に媚を売らない、っていうのが。
で、その媚を売らない、っていう意味では、私はマッチもそういうタイプだと
思ってる。
マ: あー、まあー、そうですかねー。
ま: いや、そうじゃない?だってさー、黒柳(徹子)さんがおっしゃってたのかなぁ、
えっと、美空ひばりさんが、歌番組で、なんかリハを歌い終わった後に、
「あのおばさん、歌うまいね。」って。なんか、本人に言ったんですか?
マ: あのー、周りにいるスタッフに言ったんですね、もちろん。その、おばさん、
だったんで。ご本人のこと僕知ってるんですよ、もちろん。
親からも、おばあちゃんからも聞かされて、すごく偉大な人だ、って
聞かされてるんですけども、あの当時、お忙しい方は、歌の一発目の
音合わせ、って、わりとあの、代わりの人が、仮ボーカルの人が
チェックする。全く仮ボーカルの人にしか見えなかったんです。
ま: あー。
マ: 一人で私服で来てパパッとステージに上がって、いきなり歌い始めたんで、
もう完全に仮ボーカルの人、ホントだったらお付きの人がいっぱいいて。
ま: あーなるほどね。
マ: で、どうぞ、ってやる。でもそうじゃなかった。ポッといってパッと歌って、
泣きながら。
ま: 何の曲だったんだろうね?
マ: えーっとね、「悲しい酒」。
ま: 「悲しい酒」。あー、リハでも泣くんですねー。
マ: リハ、リハ、っていうかリハの前のホントの音合わせですよ。
ま: あー。
マ: そこで、ボロボロ泣きながら歌って。15歳か16歳ぐらいの
僕の目の前で。で、歌い終わりました。シーンとなってる中で、
僕のマネージャーとかスタッフに、
「おい、あのおばさん、めちゃ歌うまいぜ!」
って言う話をしたのが、ちょっと響いちゃった、、、
ま: 響いちゃった(笑)仮ボーカルだと思ってたんだー。
マ: 仮ボーカルだと思ってたんですよ、僕。
ま: それでおばさん、って言っちゃったんだー。
マ: そうなんですよ。そりゃひばりさんだ、ってわかってたら
言えないですよー。
ま: 言えないよね。
マ: カッチンコッチンになっちゃって。
ま: うん、うん。
マ: それでまあ、ちょっと有名になっちゃった話なんですけど。
まあでもそのあとね、、、
ま: でも、伝わったんでしょ?本人に。
マ: 伝わって、ひばりさんに歌が上手い、なんて言うのは失礼で、
もう当たり前のことなんで、ひばりさんとしてみたら、ホントに
久しぶりに言われたらしいんですよ。
ま: あーなるほどねー。
マ: うまい、って。
ま: 嬉しかったと思うわー。ホントに。
マ: 「ホントに久々に上手い、って言われたわ!」って。
ま: しかも本気でそう言ってくれたのが分かったんだと思うよ。うん。
マ: 「楽屋来なさい。」って言われて、で、マネージャーとかみんなに
「僕、楽屋へ呼び出されたんだけど。」って言ったら、もう真っ青ですよ!
ま: 真っ青!(笑)
マ: マネージャーとか。怒られると思って。それで僕は僕でずうずうしいんで
「楽屋行ける!」って思って、おばあちゃんから頼まれたサイン色紙、
それをお腹の中に隠して(笑)
ま: 同じようなことしてんじゃん!(笑)
マ: 隠して、ひばりさんの楽屋に行って、「はいんなさい。」って言われて入って、
もうお付きの人が、あの重箱の、何てーの、お弁当広げて、
「坊や上がってきなさい。」って言われて上がって、そこでみんなで、
こう、ご飯食べて、最後サインしてもらって、それで出てったら、
うちのマネージャーなんてもう真っ青で「どーした!どーした!」って。
「いや、お弁当食べさせてもらって、ついでにサインもらっちゃった。」って。
怒られましたけどね。
ま: そうだよね、その屈託のなさだよね、マッチのね。
なんかこう世渡りをしようとかさー、そういうところがないじゃん。
そういう邪心のなさ、みたいなのが、やっぱり人間の魅力に
なってると思いますよ。だからそれは達郎にも感じるものだし。
マ: 達郎さんはねぇ、僕そうでも絶対おかしくないと思う。
やっぱりなんか自信があるじゃないですか。音楽~!とか。
ま: なるほどー。その自信と、自分がかなわないものに対する、何て言うのかな、
そういう背中合わせな、何ていうの、バランスがすごくとれてると思う。だから、
自分がかなわないものに対して、どうやって自分が持ってるものをこう、
かなわせるか、みたいなこの努力、っていうの、そういうのはすごいですよね。
(♫家に帰ろう (マイ・スイート・ホーム)/竹内まりや)
―終わりー
って思ったら、やっぱり重複してました。。。
これってテレビのバラエティ番組とかのCM明けと同じじゃん!
ラジオも同じことしちゃうの???ってちょっと興ざめして
しまいましたが、気を取り直して、行ってみましょう!
---------------------------------------------------------------------------------
マッチ(以下 マ): 例えばその、ま、遊園地はいかないだろうけど、ドライブとか?
まりや(以下 ま): ドライブはよくしました。
マ: あー、しました?
ま: しました。湘南とか。
マ: 達郎さん運転で?
ま: そうそう。
マ: 達郎さん運転?
ま: そうそうそう、付き合いだしたきっかけがドライブだったからね。
マ: あっ、そうですかー。
ま: あの、アンルイスさんのレコーディングが終わった後に、これ私、
公で言ってるから あれなんですけど、レコーディングが
終わった後に、彼の多重コーラスを入れてもらって、それが徹夜で
一晩かかったんですよ。
その、リンダ、っていう曲だったんですけど。
マ: はいはい。有名な曲ですね。
ま: 彼の多重コーラス以外ではこの楽曲は成り立たないな、という感じがして、
ま、彼にオファーしたらやってきてくれて、それを一晩かけてアカペラ、
じゃなくてコーラス多重で入れてくれて、それでもう明け方だったんで、
「わー、お疲れ様。ホントありがとうございました。」
って言ったら
「僕、新車買ったんだよ。」
って。
その時、なんかホンダのプレリュードとかの、そういう新車を初めて買ったんだ、
って。
真赤なスポーツカータイプの。
「あー、じゃあ、新車だったら送るよ。」
って言われて、
「じゃあ送ってください。」
って言って。
「でも、この新車、いいから、もうちょっとドライブしたいですね。」
みたいなことを言ってたのが、たぶん付き合うきっかけだったので。
マ: その「リンダ」のコーラスをたのんで、忙しい中達郎さんがやってきてくれて。
ま: やってきてくれたんですよ。
で、アンルイスが頼んだらノーだったのに、私が頼んだらやって来てくれて(笑)
「それどういうこと?」
っていう。アンに突っ込まれましたけど。
いや私、すごく平身低頭にお願いして
「これは本当に達郎さんのコーラスじゃないとダメなんです。」
って言って。
(ここまでの部分は前回4月16日放送分との重複です)
マ: で、忙しいのに来てくれた。
で、チョロチョロ、ってやって帰るんじゃなく、きっちりもう朝まで。
ま: やっぱりかかるんですよね、時間がね、あれね。
マ: かかりそうですもんね、達郎さんも細か~くやって。
で、忙しいのに朝までやって。
で、それをまりやさんスタジオで見てた。
ま: ずっと見届けて。で、わー、やっぱりもうホント期待通りのができた、
って思って。お疲れ様、って。
マ: これはねー、達郎さん、あのもうね、まりやさんが見てんの、
ずーっと横目で見ながら仕事してたんですよ。
ま: いや、そういう邪心がない人だから好きだったんですよ。
マ: でもまりやさんが帰った途端に、30分後ぐらいに
「もうこんなもんでいんじゃねーか?」
って帰っちゃったりして。そういう人じゃないんですよね?(笑)
ま: ハハハ(笑)いや、あの、どの、誰がどう頼んだから、ではなく、
ちゃんと頼まれたことはちゃんと引き受けて、それが誰であろうと。
それをやり遂げる、その精神性が好きだった。
マ: 責任感、っていうかね。
ま: そう、だって私、一番最初に達郎さんに曲を書いてもらった時に、
「夏の恋人」って曲だったんですけど、「BEGINNING」っていう
アルバムの。で、みなさん書いてくださった作曲家の人たちに、
「あー、ありがとうございます。記念にサインをお願いします。」って
ミーハーだから、サインもらってた(笑)。
で、達郎さんにも、あ、シュガーベイブの時からずっと聴いてて、
「ホントにいい曲ありがとうございました。ちょっと記念にサインを。」
って手帳出したら、すごい怒られて、
「君、何考えてんの?」って言われて。
マ: 達郎さんに?
ま: そうそうそう。だって、それって会ってまだ2回目ぐらい
じゃないですか。
マ: はいはい。
ま: 「何考えてんの?」って言われて、
「あの、君もね、ちゃんと、その、同業者としてね、その、自分が人に
サインしなきゃいけない立場になるんだから、こんな同業者に
サインなんかもらって歩いてんじゃねーよ。」
みたいなことを、すごい説教されたの。
マ: はい。
ま: それで私は、「うわ~!イヤな奴~!」とかって思っちゃって(笑)
マ: ハッハッハッハ!
ま: だってサインぐらいいいじゃん、って思うじゃん!
マ: 確かにね。
ま: そんな、いいじゃないですか、減るもんじゃないし、って
思ったんだけど、でも、家に帰ってよく考えてみたら、そうだよな、と。
私チャラチャラしてるわ、ってちょっと反省しちゃった。
マ: 男としてですね、ひとこと言わせていただいていいですか?
ま: ええ。はい。
マ: そのサインを、手帳出してきて怒った時から、達郎さんは
まりやさんに惚れてましたね。絶対に!
ま: それはマッチ分析なの?
マ: そう!あの時から、「おっ、この子には、俺ちょっとインパクト
与えとかなきゃいけないな」と思って怒ったんですよ。
ま: うそうそ!ホントに怒られたの。
で、ホントにチャラい学生歌手みたいなのやめときな、みたいなこと
言われて。で、私は家に帰ってすごく反省して。
いいことを言ってくれたよな、あの人、って一目置きましたねー。
マ: なんかハマっちゃったんじゃないんですか?達郎マジックに。
ま: どうですかねー(笑)いやでも誰に対してもそういうところがある人だ、
っていうのは、私はそれが好きです。
マ: 僕の「ハイティーンブギ」書いてくれてる時の、達郎さんのその熱心さ、
後からいろいろと聞かされましたけど。
ま: すごかったよ。ホント。あの、ノート1冊分、マッチのことバーッと書いてあって、
こいつはね、こう上がる時のメロディーがどうの、こうの、で、下がる時は
どうなんだ、とか、分析をしきって、それで、一オクターブで歌わせる、とか、
すっごいね、研究してたの、私、横で見てたから。
マ: ありがとうございます。
ま: で、すんごいな、と。で、多分ジャニーズアイドルに書くのは初めてだったので、
プレッシャーもあったと思うんですよ。
マ: で、あの、筒美京平さんに、それまで4作書いていただいて、
「ギンギラギン(にさりげなく)」の後だったんで。
ま: そうだよねー。すごいプレッシャーだったと思う。うん。
「硝子の少年」書いた時もプレッシャーだった、って言ってましたけど、
ミリオンマストだ、って言われて。でもやっぱり初めてのジャニーズで、
マッチだし、けっこう気合入ってたと思う。あのノート、ホント書いてましたから。
タタタタタタタ、だったらいいんだよ、とかね。
マ: そうなんですよね。だからやっぱそういう意味で責任感すごいですよね。
それを横で見てたら惚れちゃいますよね。
ま: だからけっこう分け隔てなく、誰に対しても怒る時は起こるし、
これは正しくない、って思ったら言うし、人に媚を売らない、っていうのが。
で、その媚を売らない、っていう意味では、私はマッチもそういうタイプだと
思ってる。
マ: あー、まあー、そうですかねー。
ま: いや、そうじゃない?だってさー、黒柳(徹子)さんがおっしゃってたのかなぁ、
えっと、美空ひばりさんが、歌番組で、なんかリハを歌い終わった後に、
「あのおばさん、歌うまいね。」って。なんか、本人に言ったんですか?
マ: あのー、周りにいるスタッフに言ったんですね、もちろん。その、おばさん、
だったんで。ご本人のこと僕知ってるんですよ、もちろん。
親からも、おばあちゃんからも聞かされて、すごく偉大な人だ、って
聞かされてるんですけども、あの当時、お忙しい方は、歌の一発目の
音合わせ、って、わりとあの、代わりの人が、仮ボーカルの人が
チェックする。全く仮ボーカルの人にしか見えなかったんです。
ま: あー。
マ: 一人で私服で来てパパッとステージに上がって、いきなり歌い始めたんで、
もう完全に仮ボーカルの人、ホントだったらお付きの人がいっぱいいて。
ま: あーなるほどね。
マ: で、どうぞ、ってやる。でもそうじゃなかった。ポッといってパッと歌って、
泣きながら。
ま: 何の曲だったんだろうね?
マ: えーっとね、「悲しい酒」。
ま: 「悲しい酒」。あー、リハでも泣くんですねー。
マ: リハ、リハ、っていうかリハの前のホントの音合わせですよ。
ま: あー。
マ: そこで、ボロボロ泣きながら歌って。15歳か16歳ぐらいの
僕の目の前で。で、歌い終わりました。シーンとなってる中で、
僕のマネージャーとかスタッフに、
「おい、あのおばさん、めちゃ歌うまいぜ!」
って言う話をしたのが、ちょっと響いちゃった、、、
ま: 響いちゃった(笑)仮ボーカルだと思ってたんだー。
マ: 仮ボーカルだと思ってたんですよ、僕。
ま: それでおばさん、って言っちゃったんだー。
マ: そうなんですよ。そりゃひばりさんだ、ってわかってたら
言えないですよー。
ま: 言えないよね。
マ: カッチンコッチンになっちゃって。
ま: うん、うん。
マ: それでまあ、ちょっと有名になっちゃった話なんですけど。
まあでもそのあとね、、、
ま: でも、伝わったんでしょ?本人に。
マ: 伝わって、ひばりさんに歌が上手い、なんて言うのは失礼で、
もう当たり前のことなんで、ひばりさんとしてみたら、ホントに
久しぶりに言われたらしいんですよ。
ま: あーなるほどねー。
マ: うまい、って。
ま: 嬉しかったと思うわー。ホントに。
マ: 「ホントに久々に上手い、って言われたわ!」って。
ま: しかも本気でそう言ってくれたのが分かったんだと思うよ。うん。
マ: 「楽屋来なさい。」って言われて、で、マネージャーとかみんなに
「僕、楽屋へ呼び出されたんだけど。」って言ったら、もう真っ青ですよ!
ま: 真っ青!(笑)
マ: マネージャーとか。怒られると思って。それで僕は僕でずうずうしいんで
「楽屋行ける!」って思って、おばあちゃんから頼まれたサイン色紙、
それをお腹の中に隠して(笑)
ま: 同じようなことしてんじゃん!(笑)
マ: 隠して、ひばりさんの楽屋に行って、「はいんなさい。」って言われて入って、
もうお付きの人が、あの重箱の、何てーの、お弁当広げて、
「坊や上がってきなさい。」って言われて上がって、そこでみんなで、
こう、ご飯食べて、最後サインしてもらって、それで出てったら、
うちのマネージャーなんてもう真っ青で「どーした!どーした!」って。
「いや、お弁当食べさせてもらって、ついでにサインもらっちゃった。」って。
怒られましたけどね。
ま: そうだよね、その屈託のなさだよね、マッチのね。
なんかこう世渡りをしようとかさー、そういうところがないじゃん。
そういう邪心のなさ、みたいなのが、やっぱり人間の魅力に
なってると思いますよ。だからそれは達郎にも感じるものだし。
マ: 達郎さんはねぇ、僕そうでも絶対おかしくないと思う。
やっぱりなんか自信があるじゃないですか。音楽~!とか。
ま: なるほどー。その自信と、自分がかなわないものに対する、何て言うのかな、
そういう背中合わせな、何ていうの、バランスがすごくとれてると思う。だから、
自分がかなわないものに対して、どうやって自分が持ってるものをこう、
かなわせるか、みたいなこの努力、っていうの、そういうのはすごいですよね。
(♫家に帰ろう (マイ・スイート・ホーム)/竹内まりや)
―終わりー
COME ON! ROCKIN' ROAD 4月マンスリーゲスト/竹内まりや(2017年4月16日放送分) [ラジオ]
今回は意外とすんなり文字起こしができたので、早速アップします。。。
マッチ(以下マ): まあ、あの、誰もが知っているとは思いますけれども、
どなたも知ってるとは思いますが、まりやさんあれですよね、
旅館の、、、
まりや(以下ま): はいそうです。
あのー、出雲、出雲大社から歩いて一分のところにある
宿屋の娘です。
マ: そうなんですよね。えー、旅館のお嬢さんで、まりやさんどこかへ
留学されたんですよね?
ま: えーと、高校時代に、あのー、アメリカ、シカゴのそばの田舎町に、
一年ほど行ってました。
マ: そこでなんか英語を?
ま: そうですね。
英語は、元々私はビートルズが好きだったので。小学校の時から、
いつかそういうアメリカとかイギリスに行きたいと思っていて、まあ、
たまたま高校時代に一年ほど、行ったんですけど。
マ: 良かったですか?やっぱり。
ま: 良かったですね。
やっぱりその留学体験は今でも役に立ってると思うし、何かこう、音楽で、
結局、あの、ビートルズが好きになったことで、あのー、外国に憧れて
行ったんだけども、体験的にやっぱり、そのー、人種とかね、そういう
文化とかを超えて、やっぱ人間ってみんな一緒なんだ、っていうことを
一年のその留学を通して、それを味わったことが、、、
マ: 国境的な。
ま: そういうものはないんだ、っていう風に思えた、そのぐらい素敵な家族の中で、
まあ、暮らしたんで。
マ: いいなー。
ま: それはすごく大きな体験でしたね。
マ: 出雲大社の近くの旅館のお嬢様が、高校で、一人で。反対じゃないんですか?
みんな、家族は。
ま: いえいえ、みんなもう「いってらっしゃーい」てな感じで。
マ: えー!
ま: はい。あのー、なんだろうねー、田舎だったんで、こう、その田舎の外にある世界
っていうのをすごく見たい、っていう好奇心がすごく強かったんでしょうね。
マ: お母様、お父様も「ダメだ!」っていう、、、
ま: いやいやいや、父は元々自分自身が外国行きたい人だったので、もう、
「よくぞ夢をかなえてくれた!」っていうことでした。
マ: え!
ま: だから私にまりや、っていう名前を多分つけたんでしょうね。
なんか外国に行っても通じる名前がいいだろう、って思って。
マ: そうですよね。出雲大社の横のお嬢さんまりやだよ、っていうのも
変な話ですもんね(笑)
ま: ホントね(笑)でも私は、6人兄弟がいるので、6人兄弟の一人なんで、
ありとあらゆる世代の、ありとあらゆる音楽に浸かって、ま、両親も
音楽が好きだったので。だからエルビス・プレスリーからピンクレディまでこう、
バーッと兄弟のすべての文化をこう私は吸収したので、それも良かったかも
しれないですね。
マ: もう、歌とか音楽はもう、じゃあ、、、
ま: 大好きでしたね、ちっちゃい頃から。
マ: 子供の頃から。
ま: 子供の頃から。ピアノの、あのお稽古に行くのは大嫌いだったんですけどね。
ああいうクラッシックの、その、譜面を見て弾くのは。
でも歌うことは大好きで。
マ: ま、まあ見えてましたね、将来、歌手になるのは。
ま: いやいや全くなかった。私は、その、外国のミュージシャンにインタビューする人に
なりたかったんです。
マ: えっ!
ま: 例えばビートルズが来日したら、
「この曲について、あの、何かコメントを聞かせてください。」
っていう人になりたかったんですよ。
それでまあ、英語も勉強したいな、って思ったんですけど、まさか歌う人になるとは。
大学に入って、あのー、アマチュアのバンドをずっとやってて、まあ留年したん
ですけどね、それが楽しすぎて。フランス語落として。
マ: ハッハッハッハッ(笑)
ま: それで、あぁ、これで留年したからあんまりちゃんとしたその、就職、ね、あの、
JTBとか行こうと思ってたのに、とかさー。
マ: ハッハッハ(笑)
ま: できないなーと思って、考えてる時に、まあ、そのコーラスのアルバイト的にあの、
こう、声がかかって、それがきっかけでこの業界に入ったんですけど、まさかその、
歌う人になるとは、夢にも思わなかった。
歌は好きでしたけどね、もちろん。
マ: あれなんですよね。竹内まりやさんじゃなくて、本当は山下まりやさん
なんですよね。
ま: はい、本名はそうですね。
マ: そうなんですよね。山下まりやさんをちょっと聞いてみたいな、と
思ってたんですけど。
ま: なんなの?(笑)
マ: いや、普段、あのー、家でお食事とか作られます?
ま: はい、もうほとんどそうですね。あの、達郎がツアーに行ったり
してなければ、あと、スタジオとかでお弁当とか食べてなければ、
だいたい家で作って食べてます。
けっこう粗食ですよ、私たち。あんまりそんなこうゴージャスなことはしない。
マ: あの、お嬢さんも入って。
ま: まだお嫁に行ってないんですけど。
マ: 3人でじゃあ、お住まいになってて。
ま: 3人とブルドッグ(笑)
マ: フッフッフッフッ、あ、ブルドッグなんですか(笑)
ま: イングリッシュブルドッグがいます。
マ: あ、そっか。で、3人で住んでて、で、朝ごはんはまりやさんが
作ったりとかして。
ま: そうですね、朝と昼がだいたいあの、ブランチみたいな感じ?
だから2食なんですね。
マ: めちゃおしゃれじゃないですか!
ま: いや、おしゃれとかじゃはなく、ホント普通ですよ。
マ: いや、普通じゃない!普通じゃないと思う!
ま: いや、ホントに。
マ: まりやさんは普通だけど、普通の家の朝ごはん、って
知らないんじゃないんですか?
ま: ってか、マッチは何食べてるの?
マ: 前の、あの、晩残ったカレーライスとか。
ま: いや、そういうこともあると思うんですけど、でもどうだろうな、
あのね、 達郎が食べるものが決まってるんですよ。
だから、あの、ちゃんと、サラダと、それからうちで作るヨーグルトが
あるんですけど。
マ: ほらそこがもう違いますもん、買ってきますもん、うちら、ヨーグルトは。
ま: あっ、そうか。
マ: 作んないもん、家で。
ま: だって簡単だよ!だってヨーグルトの種をずーっとさ、牛乳さえ足せば、
どんどんどんどん繁殖していくから。
マ: いやそんなめんどくさいことしてないわな、うちはなー。
ま: でもホント普通の、普通の日常生活を送っています、私たちは。
限りなく普通だと思う。なんだろうねぇー、なんかこうしなきゃいけない、
っていう決め事は何もないです、うちは。
マ: 何もない?
ま: うん、わりと自由で。
マ: 例えばさぁ、あの、部屋とかは、まりやさんの部屋は、まりやさんが
自分で何かこう音楽する部屋が、、、
ま: ないない。
マ: えっ?
ま: 私はあの、食卓、ってか、あのダイニングテーブルにミニキーボードを置いて、
だいたい曲を作るのが好きで。
ピアノもあるんですけど、ピアノよりも、こういうちっちゃなミニキーボードで、
リズムBOXも入ってるやつ。
で、達郎は達郎でちゃんと仕事場を持っていて、そこでやるので、で、
そこで私が弾き語りでテープを入れた、、、テープ、って言わないね、今ね、
フッフッフッフッ(笑)
マ: まだ中にはテープの方もいらっしゃるんですけどね(笑)
ま: フッフッフッフッ(笑)
入れたのを達郎さんに持って行きまして、
「このアレンジをよろしくお願いします。」
って言ってアレンジしてもらう、みたいなことが多いですね。
マ: 達郎さん365日のうち、音楽やってんの365日ですか?
ま: 音楽に、その、なんだろう、心が行ってるのはもう365日だろうねー。
きっとねー。
マ: 全くそう思います、僕も。
ま: もう好きなんだもん、だって。
だから自分が作ってなくても、聴くことが好きでしょ?
で、自分がラジオ持ってて、そのラジオに何をかけようか、とか、そういうの
選んでる時もすごく生き生きとしてるよね。
「次はなんとかの特集だなー」とか言いながら、こう自分でレコード選んだり
してる時間は、趣味の、その、音楽の時間、で、スタジオに入って
自分がやる時は、自分が作り上げる時間だから、まあ、ほとんど音楽で一年、
でもお芝居とか文楽見に行ったりするのも好きだし。
運動はしないですけどね(笑)
マ: ハハハハ。
ま: 言ってたでしょ?この番組でも。
マ: 言ってました、言ってました。そういう達郎さんが好きになったんですよね?
まりやさん。
ま: いや、でもね、相性だと思う。
ホントに、一緒にいて、ラク、って言ったらおかしいんだけど、ホントに、あの、
面白いんですよ。飽きない。
マ: うん、うん、うん。一緒にいてね。
ま: 飽きない。そうそう飽きないんです。で、、、
マ: おしゃべりも上手だし。
ま: 上手というか、こう、キャッチボールができる。あの人が知らないことを私が、
「これ知らないだろ~?」って言ってみたり。
マ: ええ、一番悔しいパターンだね。達郎さんがね。
ま: そうそうそう。だってさー、魚の名前とお花の名前、何にも知らないんだよ!
マ: あっ、そうなんだー。
ま: 聞いてごらん、今度。何にも答えられないから。
マ: わかるような気がしましたね。
ま: わかるでしょー。
ま、そういう、彼がいろいろ教えてくれるような音楽話とか、あ、そうなんだー、
で、あのプロデューサーがどうでさ、っていう話をずーっと聞くのも好きだし。
マ: 結婚する前のデートでもそんな話してたんですか?
ま: してたと思いますよ。でも結婚する前は、やっぱり自分の音楽状況を
こういう風にしたい、っていうようなことを相談する場面の方が多かったねー。
マ: 何かその、一般の、なんかこう、アツアツ系のカップルみたいな話が、、、
ま: アツアツだったと思いますよ。
マ: そうですよね?常に二人でデートして音楽の話もね、ちょっと渋いですよね。
ま: そうだね。音楽ばかり別に話してないけどね。
マ: そうですよね。これ聞いていいのかな・・・。
ま: うん。
マ: 例えばその、ま、遊園地はいかないだろうけど、ドライブとか?
ま: ドライブはよくしました。
マ: あー、しました?
ま: しました。湘南とか。
マ: 達郎さん運転で?
ま: そうそう。
マ: 達郎さん運転?
ま: そうそうそう、付き合いだしたきっかけがドライブだったからね。
マ: あっ、そうですかー。
ま: あの、アンルイスさんのレコーディングが終わった後に、これ私、
公で言ってるから あれなんですけど、レコーディングが
終わった後に、彼の多重コーラスを入れてもらって、それが徹夜で
一晩かかったんですよ。
その、リンダ、っていう曲だったんですけど。
マ: はいはい。有名な曲ですね。
ま: 彼の多重コーラス以外ではこの楽曲は成り立たないな、という感じがして、
ま、彼にオファーしたらやってきてくれて、それを一晩かけてアカペラ、
じゃなくてコーラス多重で入れてくれて、それでもう明け方だったんで、
「わー、お疲れ様。ホントありがとうございました。」
って言ったら
「僕、新車買ったんだよ。」
って。
その時、なんかホンダのプレリュードとかの、そういう新車を初めて買ったんだ、
って。
真赤なスポーツカータイプの。
「あー、じゃあ、新車だったら送るよ。」
って言われて、
「じゃあ送ってください。」
って言って。
「でも、この新車、いいから、もうちょっとドライブしたいですね。」
みたいなことを言ってたのが、たぶん付き合うきっかけだったので。
マ: その「リンダ」のコーラスをたのんで、忙しい中達郎さんがやってきてくれて。
ま: やってきてくれたんですよ。
で、アンルイスが頼んだらノーだったのに、私が頼んだらやって来てくれて(笑)
「それどういうこと?」
っていう。アンに突っ込まれましたけど。
いや私、すごく平身低頭にお願いして
「これは本当に達郎さんのコーラスじゃないとダメなんです。」
って言って。
(♫リンダ/竹内まりや)
-終わり-
途中、まりやさんのドライブの話のところで、正しい文章になってないところが
あるのですが、訂正せずそのまま文字起こししていますので、悪しからず
ご了承ください。。。
マッチ(以下マ): まあ、あの、誰もが知っているとは思いますけれども、
どなたも知ってるとは思いますが、まりやさんあれですよね、
旅館の、、、
まりや(以下ま): はいそうです。
あのー、出雲、出雲大社から歩いて一分のところにある
宿屋の娘です。
マ: そうなんですよね。えー、旅館のお嬢さんで、まりやさんどこかへ
留学されたんですよね?
ま: えーと、高校時代に、あのー、アメリカ、シカゴのそばの田舎町に、
一年ほど行ってました。
マ: そこでなんか英語を?
ま: そうですね。
英語は、元々私はビートルズが好きだったので。小学校の時から、
いつかそういうアメリカとかイギリスに行きたいと思っていて、まあ、
たまたま高校時代に一年ほど、行ったんですけど。
マ: 良かったですか?やっぱり。
ま: 良かったですね。
やっぱりその留学体験は今でも役に立ってると思うし、何かこう、音楽で、
結局、あの、ビートルズが好きになったことで、あのー、外国に憧れて
行ったんだけども、体験的にやっぱり、そのー、人種とかね、そういう
文化とかを超えて、やっぱ人間ってみんな一緒なんだ、っていうことを
一年のその留学を通して、それを味わったことが、、、
マ: 国境的な。
ま: そういうものはないんだ、っていう風に思えた、そのぐらい素敵な家族の中で、
まあ、暮らしたんで。
マ: いいなー。
ま: それはすごく大きな体験でしたね。
マ: 出雲大社の近くの旅館のお嬢様が、高校で、一人で。反対じゃないんですか?
みんな、家族は。
ま: いえいえ、みんなもう「いってらっしゃーい」てな感じで。
マ: えー!
ま: はい。あのー、なんだろうねー、田舎だったんで、こう、その田舎の外にある世界
っていうのをすごく見たい、っていう好奇心がすごく強かったんでしょうね。
マ: お母様、お父様も「ダメだ!」っていう、、、
ま: いやいやいや、父は元々自分自身が外国行きたい人だったので、もう、
「よくぞ夢をかなえてくれた!」っていうことでした。
マ: え!
ま: だから私にまりや、っていう名前を多分つけたんでしょうね。
なんか外国に行っても通じる名前がいいだろう、って思って。
マ: そうですよね。出雲大社の横のお嬢さんまりやだよ、っていうのも
変な話ですもんね(笑)
ま: ホントね(笑)でも私は、6人兄弟がいるので、6人兄弟の一人なんで、
ありとあらゆる世代の、ありとあらゆる音楽に浸かって、ま、両親も
音楽が好きだったので。だからエルビス・プレスリーからピンクレディまでこう、
バーッと兄弟のすべての文化をこう私は吸収したので、それも良かったかも
しれないですね。
マ: もう、歌とか音楽はもう、じゃあ、、、
ま: 大好きでしたね、ちっちゃい頃から。
マ: 子供の頃から。
ま: 子供の頃から。ピアノの、あのお稽古に行くのは大嫌いだったんですけどね。
ああいうクラッシックの、その、譜面を見て弾くのは。
でも歌うことは大好きで。
マ: ま、まあ見えてましたね、将来、歌手になるのは。
ま: いやいや全くなかった。私は、その、外国のミュージシャンにインタビューする人に
なりたかったんです。
マ: えっ!
ま: 例えばビートルズが来日したら、
「この曲について、あの、何かコメントを聞かせてください。」
っていう人になりたかったんですよ。
それでまあ、英語も勉強したいな、って思ったんですけど、まさか歌う人になるとは。
大学に入って、あのー、アマチュアのバンドをずっとやってて、まあ留年したん
ですけどね、それが楽しすぎて。フランス語落として。
マ: ハッハッハッハッ(笑)
ま: それで、あぁ、これで留年したからあんまりちゃんとしたその、就職、ね、あの、
JTBとか行こうと思ってたのに、とかさー。
マ: ハッハッハ(笑)
ま: できないなーと思って、考えてる時に、まあ、そのコーラスのアルバイト的にあの、
こう、声がかかって、それがきっかけでこの業界に入ったんですけど、まさかその、
歌う人になるとは、夢にも思わなかった。
歌は好きでしたけどね、もちろん。
マ: あれなんですよね。竹内まりやさんじゃなくて、本当は山下まりやさん
なんですよね。
ま: はい、本名はそうですね。
マ: そうなんですよね。山下まりやさんをちょっと聞いてみたいな、と
思ってたんですけど。
ま: なんなの?(笑)
マ: いや、普段、あのー、家でお食事とか作られます?
ま: はい、もうほとんどそうですね。あの、達郎がツアーに行ったり
してなければ、あと、スタジオとかでお弁当とか食べてなければ、
だいたい家で作って食べてます。
けっこう粗食ですよ、私たち。あんまりそんなこうゴージャスなことはしない。
マ: あの、お嬢さんも入って。
ま: まだお嫁に行ってないんですけど。
マ: 3人でじゃあ、お住まいになってて。
ま: 3人とブルドッグ(笑)
マ: フッフッフッフッ、あ、ブルドッグなんですか(笑)
ま: イングリッシュブルドッグがいます。
マ: あ、そっか。で、3人で住んでて、で、朝ごはんはまりやさんが
作ったりとかして。
ま: そうですね、朝と昼がだいたいあの、ブランチみたいな感じ?
だから2食なんですね。
マ: めちゃおしゃれじゃないですか!
ま: いや、おしゃれとかじゃはなく、ホント普通ですよ。
マ: いや、普通じゃない!普通じゃないと思う!
ま: いや、ホントに。
マ: まりやさんは普通だけど、普通の家の朝ごはん、って
知らないんじゃないんですか?
ま: ってか、マッチは何食べてるの?
マ: 前の、あの、晩残ったカレーライスとか。
ま: いや、そういうこともあると思うんですけど、でもどうだろうな、
あのね、 達郎が食べるものが決まってるんですよ。
だから、あの、ちゃんと、サラダと、それからうちで作るヨーグルトが
あるんですけど。
マ: ほらそこがもう違いますもん、買ってきますもん、うちら、ヨーグルトは。
ま: あっ、そうか。
マ: 作んないもん、家で。
ま: だって簡単だよ!だってヨーグルトの種をずーっとさ、牛乳さえ足せば、
どんどんどんどん繁殖していくから。
マ: いやそんなめんどくさいことしてないわな、うちはなー。
ま: でもホント普通の、普通の日常生活を送っています、私たちは。
限りなく普通だと思う。なんだろうねぇー、なんかこうしなきゃいけない、
っていう決め事は何もないです、うちは。
マ: 何もない?
ま: うん、わりと自由で。
マ: 例えばさぁ、あの、部屋とかは、まりやさんの部屋は、まりやさんが
自分で何かこう音楽する部屋が、、、
ま: ないない。
マ: えっ?
ま: 私はあの、食卓、ってか、あのダイニングテーブルにミニキーボードを置いて、
だいたい曲を作るのが好きで。
ピアノもあるんですけど、ピアノよりも、こういうちっちゃなミニキーボードで、
リズムBOXも入ってるやつ。
で、達郎は達郎でちゃんと仕事場を持っていて、そこでやるので、で、
そこで私が弾き語りでテープを入れた、、、テープ、って言わないね、今ね、
フッフッフッフッ(笑)
マ: まだ中にはテープの方もいらっしゃるんですけどね(笑)
ま: フッフッフッフッ(笑)
入れたのを達郎さんに持って行きまして、
「このアレンジをよろしくお願いします。」
って言ってアレンジしてもらう、みたいなことが多いですね。
マ: 達郎さん365日のうち、音楽やってんの365日ですか?
ま: 音楽に、その、なんだろう、心が行ってるのはもう365日だろうねー。
きっとねー。
マ: 全くそう思います、僕も。
ま: もう好きなんだもん、だって。
だから自分が作ってなくても、聴くことが好きでしょ?
で、自分がラジオ持ってて、そのラジオに何をかけようか、とか、そういうの
選んでる時もすごく生き生きとしてるよね。
「次はなんとかの特集だなー」とか言いながら、こう自分でレコード選んだり
してる時間は、趣味の、その、音楽の時間、で、スタジオに入って
自分がやる時は、自分が作り上げる時間だから、まあ、ほとんど音楽で一年、
でもお芝居とか文楽見に行ったりするのも好きだし。
運動はしないですけどね(笑)
マ: ハハハハ。
ま: 言ってたでしょ?この番組でも。
マ: 言ってました、言ってました。そういう達郎さんが好きになったんですよね?
まりやさん。
ま: いや、でもね、相性だと思う。
ホントに、一緒にいて、ラク、って言ったらおかしいんだけど、ホントに、あの、
面白いんですよ。飽きない。
マ: うん、うん、うん。一緒にいてね。
ま: 飽きない。そうそう飽きないんです。で、、、
マ: おしゃべりも上手だし。
ま: 上手というか、こう、キャッチボールができる。あの人が知らないことを私が、
「これ知らないだろ~?」って言ってみたり。
マ: ええ、一番悔しいパターンだね。達郎さんがね。
ま: そうそうそう。だってさー、魚の名前とお花の名前、何にも知らないんだよ!
マ: あっ、そうなんだー。
ま: 聞いてごらん、今度。何にも答えられないから。
マ: わかるような気がしましたね。
ま: わかるでしょー。
ま、そういう、彼がいろいろ教えてくれるような音楽話とか、あ、そうなんだー、
で、あのプロデューサーがどうでさ、っていう話をずーっと聞くのも好きだし。
マ: 結婚する前のデートでもそんな話してたんですか?
ま: してたと思いますよ。でも結婚する前は、やっぱり自分の音楽状況を
こういう風にしたい、っていうようなことを相談する場面の方が多かったねー。
マ: 何かその、一般の、なんかこう、アツアツ系のカップルみたいな話が、、、
ま: アツアツだったと思いますよ。
マ: そうですよね?常に二人でデートして音楽の話もね、ちょっと渋いですよね。
ま: そうだね。音楽ばかり別に話してないけどね。
マ: そうですよね。これ聞いていいのかな・・・。
ま: うん。
マ: 例えばその、ま、遊園地はいかないだろうけど、ドライブとか?
ま: ドライブはよくしました。
マ: あー、しました?
ま: しました。湘南とか。
マ: 達郎さん運転で?
ま: そうそう。
マ: 達郎さん運転?
ま: そうそうそう、付き合いだしたきっかけがドライブだったからね。
マ: あっ、そうですかー。
ま: あの、アンルイスさんのレコーディングが終わった後に、これ私、
公で言ってるから あれなんですけど、レコーディングが
終わった後に、彼の多重コーラスを入れてもらって、それが徹夜で
一晩かかったんですよ。
その、リンダ、っていう曲だったんですけど。
マ: はいはい。有名な曲ですね。
ま: 彼の多重コーラス以外ではこの楽曲は成り立たないな、という感じがして、
ま、彼にオファーしたらやってきてくれて、それを一晩かけてアカペラ、
じゃなくてコーラス多重で入れてくれて、それでもう明け方だったんで、
「わー、お疲れ様。ホントありがとうございました。」
って言ったら
「僕、新車買ったんだよ。」
って。
その時、なんかホンダのプレリュードとかの、そういう新車を初めて買ったんだ、
って。
真赤なスポーツカータイプの。
「あー、じゃあ、新車だったら送るよ。」
って言われて、
「じゃあ送ってください。」
って言って。
「でも、この新車、いいから、もうちょっとドライブしたいですね。」
みたいなことを言ってたのが、たぶん付き合うきっかけだったので。
マ: その「リンダ」のコーラスをたのんで、忙しい中達郎さんがやってきてくれて。
ま: やってきてくれたんですよ。
で、アンルイスが頼んだらノーだったのに、私が頼んだらやって来てくれて(笑)
「それどういうこと?」
っていう。アンに突っ込まれましたけど。
いや私、すごく平身低頭にお願いして
「これは本当に達郎さんのコーラスじゃないとダメなんです。」
って言って。
(♫リンダ/竹内まりや)
-終わり-
途中、まりやさんのドライブの話のところで、正しい文章になってないところが
あるのですが、訂正せずそのまま文字起こししていますので、悪しからず
ご了承ください。。。
COME ON! ROCKIN' ROAD 4月マンスリーゲスト/竹内まりや(2017年4月9日放送分) [ラジオ]
「COME ON! ROCKIN' ROAD 」
昨年から始まったFM COCOLOのマッチのラジオです。
先月のマンスリーゲスト、まりやさんだったのですが、
近畿圏限定で、さらにラジコのタイムフリーでも聴けない、
ということだったので、一ヶ月遅れですが、マッチとまりやさんとの
トーク部分だけ、文字起こし、してみました。
初めての試みなので、誤字、脱字、お許しください。
できるだけお二人のお話されている雰囲気が伝わるよう、
忠実に起こしたつもりです。
というわけで、12分ほどでしたが、お二人とも楽しくいろいろおしゃべり
されてたので、けっこう長くなってます(^-^;
~~~以下、トーク部分です~~~
マッチ(以下マ): はい、というわけで竹内まりやさんに来ていただきまして、
ホントに、いやー感動ですね!
まりや(以下ま): いえいえそんな(笑)久しぶりですマッチ。お元気そうで何よりで。
呼んでいただいてどうもありがとうございます。
マ: いえいえ。なんかこうしてあのー、あれですね、お話するの、初めてじゃ
ないですか?
ま: なんかおかしいよねー、なんかプライベートでどっかでね、会ったりとか、
っていうのはあるのに、仕事場でこうお仕事的にお話する、ってもしかして初めて?
マ: 初めて。なんかこうプライぺートでも誰かしら、真ん中に挟んだりとかしてますしね。
ま: そうだね。だから二人でこうやって何かについてしゃべる、っていうのは
ちょっと初めてで、面白い(笑)
マ: いやいや(笑)ちょっと待ってください!
(ヒッヒッヒッヒと笑っているまりやさん)
えー、竹内まりやさん、僕、あの初めてお会いしたのは、まあ、一番印象にあるのは
やっぱりあのー、結婚式。
ま: 結婚式。結婚式ね、そうだね。
マ: に参加させていただきました。
ま: あれはねー、あの、35年前の4月だったので。
マ: えっ?
ま: そうなんです、その時多分(マッチは)17歳とか8歳、だったでしょ?
マ: そうですね。
ま: ねー。一番若い、あのー、披露宴のゲストだったと思いますよ。
マ: んー、あのー、ホントに、あれ(不思議な)ピーチパイのあとですかね?
ま: はい、ピーチパイはもう、はい、あとでしたね。
マ: そうですよね。
ま: はい、はい。
マ: ピーチパイのあとで、ま、ピーチパイのコマーシャルにも、僕、影響されてましたし。
ま: あ、そうなの?(笑)
マ: はい、あのピーチパイのコマーシャルに出てた女の子も、すごくポスター好きで。
ま: あー、マリアンさんね。
マ: ええ。
ま: はい、はい。
マ: きれいだなー、と思って。
ま: ええ。
マ: で、それにまた引かれるように、歌もすごくきれいで。
ま: あー、どうもありがとう。
マ: で、まあ、もちろんまりやさんが、もっとお綺麗で。
ま: またぁー。
マ: ハハハハ、でもホントに。
ま: でもちょうどデビューして間もない頃だよね、マッチがね。
マ: そうなんです。
それで、まあ、結婚式に出席させていただいて、で、どうして、
めちゃめちゃ結婚、まりやさんはもちろんなんですけども、
結婚する前の女性、ってめちゃめちゃキレイになりますね。
ま: そうですか?
マ: もう、あの時、僕、ホントまぶしかったんですよ。
ま: 輝いてた頃?(笑)
マ: 輝いてて。いや、ホントに。
ま: ありがとう。
マ: 達郎さんの横にいたから。
ま: ヒッヒッヒッヒッ(笑)そういう意味?
マ: なおさらなんかこう、輝いて見えた、っていうか・・・。怒られるような気が
するんですけど。
ま: いや、でもホント嬉しかった。あの、その、デビューしたての、
同じレコード会社の、若いジャニーズアイドルが、わざわざ
披露宴に来てくれて、素敵なスピーチをしてくださって、ホント覚えてるんですよ。
いやー、あの子はホントすごいよね、って。あのー、並み入るいろんな
御来賓の方々を押しやって、すごくいいスピーチをしてくださったんですよ。
マ: えっ?
ま: 内容は私もよく覚えてないんだけど、あの子いいこと言ってくれたよねー、って、
あとで達郎と感動したの覚えてる。
マ: アハハ、そうですか(照れ)。
ま: でもマッチは、あの頃から、変わってないね。
いやもちろん素敵な大人になったけど、基本的に、その、軸にある、
その、なんていうのかな、やんちゃなマッチ、っていうか、そういう
イメージが全く変わらない。
それが逆にステキ。52歳になったんでしょ?さっき聞いて。
マ: はい。52です。
ま: それ聞いてちょっとのけぞったけど。
マ: フッフッフッフッ(笑)
ま、マ: だってあれから35年経ってるわけですからねー。
ま: うん、でもそのブレない感じがすごく好き。
マ: いや、まりやさんももちろんそうですよ。
ま: (笑)いやいやいやいや(笑)
マ: いやー、全然お変わりない、っていうか、あれですかね、
達郎さんにしても、まりやさんにしても、なんかこう、ずっと、
何て言うんですか、体のシャープさを保って、、、
ま: そういうストイシズムが私達にはないんですけれども。
マ: ないんですか?
ま: なんかこうジムに通うとか、何かにこうすごい、何て言うのかな、
自分を追い込んで、なんかシェイプをするとか、そういうことが
全くないので、逆に、そういうことに対してストレスを
持ってないのがいいのかな、と。
マ: なんかで、まりやさんの、雑誌か何かで、雑誌、ラジオか何かで、
まりやさんが、
「音楽と主婦とやっていて、主婦だけやってたら煮詰まってしまうから
音楽に行き、音楽だけやってたら煮詰まってしまうから、主婦業が
上手く行き」みたいな。
ま: そうだね、あの、どっちもあるから成り立つ、っていうところが
すごくあって、音楽だけを究めて、自分を追い込んで行きなさい、
って言われたら、多分逃げたくなるタイプなんですよ。
マ: そういう時にパッと主婦に行く?
ま: 主婦に行く、っていうよりも、そこに自分の心のよりどころがある、
ってことがすごく大きくて、だけど毎日ずっと味噌汁作っときなさい、
って言われても、なんかちょっと自分で表現したいな、っていう
部分があって、それをやっぱり音楽表現の場が、たまたま
与えられてることに、まあ感謝しつつ、だからその行き来が
好きなんでしょうね。
マ: ちょっとだからその部分は似てて、僕も芸能とか、音楽、っていうか
この世界だけにいると、ちょっと煮詰まっちゃってて、多分だからもう
いなくなってたかもしれない。
逆に言うと一生懸命やりすぎて、、、
ま: うん、うん、うん、わかる。
マ: で、パンクして、ダメになってしまう。
だからやっぱりレースがあって、レースはレースで厳しい世界なんですよ。
ま: そりゃそうだよね。命もかかってるしね。
マ: そうなんですよ。そこに行くことによって、まあ芸能のことを
少し忘れられて、でもレースでも厳しくなれて、でもレースだけ
突き止めてるとまたこれはこれで命がけなんで、死んでしまう可能性がある。
ま: うん、うん。
マ: そうすると、ある程度のところまで行くとまた歌を歌いたくなる。
まあ両方とも籍がある、あったんでラッキーかな。
ま: でもさー、リスキーなことだよね?
マ: リスキー。
ま: 芸能界を離れる、っていうのはさー、忘れ去られるかもしれないし、
まあそれはそれで違う職業になっていくんだろうけど、でもレースで
成功するとも限らないところにいるわけだからね。
けっこう賭けだよね。
マ: 10年ぐらい本当に。
ま: よく頑張ったな、と思って。で、その頑張りが多分素敵な大人にしたんだな、
と、私の目から見るマッチが、あるところすごく純粋に変わっていないのに、
あるところすごくステキな大人になった、っていうのは、そのいろんな
逡巡する思いとか、多分レースで苦労したこととか、営業とかいっぱい
しないといけないとかあるじゃない?
そのいわゆる大人にならないといけない、っていう、それを体験したから
今のマッチがあるんだろうなー、と思って。
今はすごくカンファタブルに行き来をしてるな、っていうふうに
見えてるけどね、私の目には。
(♫不思議なピーチパイ/竹内まりや)
マ: だからまあ52、って、まりやさん驚いてましたけど。
ま: 驚いた、ホント。10代だったからねー。
マ: でもやっぱりレースの世界に入って、20ぐらいから行って、2000年ぐらい、
今から約20年近く前ぐらいから割とこう自分でいろんなことを
やらなきゃいけなくなってきて、そこからはね、相当社会人としての、
こうキャッチアップが始まった、っていうか。
ま: それとやっぱり結婚もして、子どもを持たれた、っていうそういうことも
大きかったと思うし、やっぱりアイドルの人が50代を迎えて、
家庭もちゃんと持つ、ってすごくハードなことだと思うのよ。
それもやりながら、その別の世界で一線をまたね、歩いている、っていう。
マ: 大変なんですけどね。
ま: いや、えらいよ。だから私ホントにリスペクトする。
マ: アイドルをリスペクトしてくれるのはすごくありがたい言葉なんですけれども。
実はまりやさんも、割とアイドル、っぽいところから。
ま: アイドル、っぽいというよりもアイドルがいない時代に私はデビューしてるので。
アイドルが、こう、不作な時代だったんですよ、1978年、っていうのは。
マ: 前はどなたぐらいだったんですか?
ま: 誰がいたんだろう、、、アイドル、って、、、
マ: 山口百恵さんとか?
ま: 百恵さんはもう引退なさろうとしていたのね。で、次にトシちゃんが
出てくるまでのハザマなんですよ。たのきんが出るそのハザマだったので、
だから私とか杏里とか、あとは桑江知子ちゃんとか、そういった人たちが、
まあアイドル的な活動も多少強いられていたので。
芸能人運動会に出るとか。
で、それは違うな、って私は思っていて。
マ: まりやさん、運動会出られたんですか?
ま: 運動会出ましたよ!走り高跳びとかけっこういいところまで行ったんですよ。
マ: えっ?
ま: RCAの、そのレコード会社のゼッケンをつけてさ。
マ: 僕も何年かやりましたよ。
ま: やったでしょ~?
マ: RCAの。
ま: これをやりながら、私、これ音楽やりたいんだけど、これやってていいのかなー、
ってすごい疑問があって。
マ: ちょっとまりやさんの体操着、、、どんな姿なんですか?
ま: いや、まあ、そこに、あの、自分が運ばれていったら頑張っちゃうタイプなんで、
それはそれでいいんだけど、夜になって考えたら、いや、私ちょっと
音楽やりたいんだけどな、って。
で、それをやめるには、いったん結婚をするとか、一回休業するのが
一番いいだろうな、と思っていたところに、たまたま達郎と付き合いだしたので、
ああ、じゃあもう結婚して一回こういうの全部なしにしたいな、
って、2年ぐらい休業したんですよ。
その間がすごく実り多かったんですね。
マ: なるほどー。そのアイドル、っぽく売り込まれてて、ちょっと私のやってること
こうじゃないんじゃけど、みたいな悩みは達郎さんに?
ま: 達郎にずっと相談してた。私も、その、あの、山下さんみたいに
ちょっと音楽的にやりたいし、自分でもっと曲を作ったりしたいし、
みたいなことは、レコード会社の先輩でしたから、だからいろんな
愚痴を聞いてもらったり、っていう風にするうちに、本当に、
あ、この人と一緒にいたらいいなー、って思うようになって、
結婚したんですけどね。
マ: 達郎さんラッキーですねぇ~。
ま: いやいやいや、あの、誠意が、とっても誠意がある人だったんで。
もちろん彼の才能はすごいんですけど、やっぱ人間的に、あ、この人は
ホント誠意がある人だな、って。
マ: 決め手!なんていうのはあったんですか?
ま: 決め手?
マ: これでもう達郎さんと結婚して、ここだな!っていう。
ま: あ、一緒にいて楽しい。もうずっと話してたい、っていう。
マ: あー。
ま: 話してることがずーっと楽しい、っていう、それって、やっぱ結婚生活には
一番いいんだな、って今でも思いますよ。
ずーっとしゃべってるから。
マ: ええ、確かに。おしゃべり好きですよね(笑)
ま: そうなんですよ。だから私の結婚生活のあとの、一番最初のお仕事、って
ハイティーンブギのコーラスだったんですよ、今考えると。
マ: あれが一番初めだったんですか?
ま: 私、休業したでしょ?休業したから自分では歌わない、っていう生活をしてて、
でもちょっとコーラス一曲やって、って言われたのがハイティーンブギ。
マ: えっ?
ま: そうなんです。結婚初仕事。
マ: そうなんです。達郎さんがこの前ここにゲストで来ていただいた時にその話に
なったんですけど、
「あれだよ、ハイティーンブギのコーラスは、まりやとかEPOとかが
全部やったんだよ。」
とかって言ってくれてたんですけど。
ま: 同じレコード会社だったしね。
何しろ結婚式の次の日、結婚式が終わって披露宴が終わって次の日、
私たちはホテルオークラで一泊したんですけど、その次の日に、
ハイティーンブギの打ち合わせに、スタッフがこの部屋にやってきた、っていう。
マ: えええええー!そんな失礼なことをしたんですか?
ま: 松本隆さんとか、あのー、やってきて、
「いやー、その、次はマッチ、っていう人の映画の主題歌なんで、ちょっと、こう、
けっこうドライブ感のある曲をどう?」
みたいな、さ。打ち合わせを結婚式のあとに、、、
マ: 失礼なスタッフで!そうだったんですか。。。
ま: そう、それでコーラス参加させていただいて(笑)
(♫ハイティーンブギ/近藤真彦)
ー終わりー
昨年達郎さんがゲストだった時も思ったのですが、トークの終わりに
「ありがとうございました」とかそういう「ここでこのコーナーは終わりですよー」
っていうお知らせのようなものが全くなく、今回もトークが続くのかな?
と思ったら、突然ハイティーンブギが流れてCM,最後のコーナーに
行ってしまって、トークがぶつ切りされてたのが残念でした。。。
まとめて収録して4回分にカットして放送するのは普通によくあることなのかも
しれませんが、それならそれでもう少しアレンジして丁寧に編集して
欲しかったな、、、
それでは、次回は4月16日放送分をUPの予定です。。。
昨年から始まったFM COCOLOのマッチのラジオです。
先月のマンスリーゲスト、まりやさんだったのですが、
近畿圏限定で、さらにラジコのタイムフリーでも聴けない、
ということだったので、一ヶ月遅れですが、マッチとまりやさんとの
トーク部分だけ、文字起こし、してみました。
初めての試みなので、誤字、脱字、お許しください。
できるだけお二人のお話されている雰囲気が伝わるよう、
忠実に起こしたつもりです。
というわけで、12分ほどでしたが、お二人とも楽しくいろいろおしゃべり
されてたので、けっこう長くなってます(^-^;
~~~以下、トーク部分です~~~
マッチ(以下マ): はい、というわけで竹内まりやさんに来ていただきまして、
ホントに、いやー感動ですね!
まりや(以下ま): いえいえそんな(笑)久しぶりですマッチ。お元気そうで何よりで。
呼んでいただいてどうもありがとうございます。
マ: いえいえ。なんかこうしてあのー、あれですね、お話するの、初めてじゃ
ないですか?
ま: なんかおかしいよねー、なんかプライベートでどっかでね、会ったりとか、
っていうのはあるのに、仕事場でこうお仕事的にお話する、ってもしかして初めて?
マ: 初めて。なんかこうプライぺートでも誰かしら、真ん中に挟んだりとかしてますしね。
ま: そうだね。だから二人でこうやって何かについてしゃべる、っていうのは
ちょっと初めてで、面白い(笑)
マ: いやいや(笑)ちょっと待ってください!
(ヒッヒッヒッヒと笑っているまりやさん)
えー、竹内まりやさん、僕、あの初めてお会いしたのは、まあ、一番印象にあるのは
やっぱりあのー、結婚式。
ま: 結婚式。結婚式ね、そうだね。
マ: に参加させていただきました。
ま: あれはねー、あの、35年前の4月だったので。
マ: えっ?
ま: そうなんです、その時多分(マッチは)17歳とか8歳、だったでしょ?
マ: そうですね。
ま: ねー。一番若い、あのー、披露宴のゲストだったと思いますよ。
マ: んー、あのー、ホントに、あれ(不思議な)ピーチパイのあとですかね?
ま: はい、ピーチパイはもう、はい、あとでしたね。
マ: そうですよね。
ま: はい、はい。
マ: ピーチパイのあとで、ま、ピーチパイのコマーシャルにも、僕、影響されてましたし。
ま: あ、そうなの?(笑)
マ: はい、あのピーチパイのコマーシャルに出てた女の子も、すごくポスター好きで。
ま: あー、マリアンさんね。
マ: ええ。
ま: はい、はい。
マ: きれいだなー、と思って。
ま: ええ。
マ: で、それにまた引かれるように、歌もすごくきれいで。
ま: あー、どうもありがとう。
マ: で、まあ、もちろんまりやさんが、もっとお綺麗で。
ま: またぁー。
マ: ハハハハ、でもホントに。
ま: でもちょうどデビューして間もない頃だよね、マッチがね。
マ: そうなんです。
それで、まあ、結婚式に出席させていただいて、で、どうして、
めちゃめちゃ結婚、まりやさんはもちろんなんですけども、
結婚する前の女性、ってめちゃめちゃキレイになりますね。
ま: そうですか?
マ: もう、あの時、僕、ホントまぶしかったんですよ。
ま: 輝いてた頃?(笑)
マ: 輝いてて。いや、ホントに。
ま: ありがとう。
マ: 達郎さんの横にいたから。
ま: ヒッヒッヒッヒッ(笑)そういう意味?
マ: なおさらなんかこう、輝いて見えた、っていうか・・・。怒られるような気が
するんですけど。
ま: いや、でもホント嬉しかった。あの、その、デビューしたての、
同じレコード会社の、若いジャニーズアイドルが、わざわざ
披露宴に来てくれて、素敵なスピーチをしてくださって、ホント覚えてるんですよ。
いやー、あの子はホントすごいよね、って。あのー、並み入るいろんな
御来賓の方々を押しやって、すごくいいスピーチをしてくださったんですよ。
マ: えっ?
ま: 内容は私もよく覚えてないんだけど、あの子いいこと言ってくれたよねー、って、
あとで達郎と感動したの覚えてる。
マ: アハハ、そうですか(照れ)。
ま: でもマッチは、あの頃から、変わってないね。
いやもちろん素敵な大人になったけど、基本的に、その、軸にある、
その、なんていうのかな、やんちゃなマッチ、っていうか、そういう
イメージが全く変わらない。
それが逆にステキ。52歳になったんでしょ?さっき聞いて。
マ: はい。52です。
ま: それ聞いてちょっとのけぞったけど。
マ: フッフッフッフッ(笑)
ま、マ: だってあれから35年経ってるわけですからねー。
ま: うん、でもそのブレない感じがすごく好き。
マ: いや、まりやさんももちろんそうですよ。
ま: (笑)いやいやいやいや(笑)
マ: いやー、全然お変わりない、っていうか、あれですかね、
達郎さんにしても、まりやさんにしても、なんかこう、ずっと、
何て言うんですか、体のシャープさを保って、、、
ま: そういうストイシズムが私達にはないんですけれども。
マ: ないんですか?
ま: なんかこうジムに通うとか、何かにこうすごい、何て言うのかな、
自分を追い込んで、なんかシェイプをするとか、そういうことが
全くないので、逆に、そういうことに対してストレスを
持ってないのがいいのかな、と。
マ: なんかで、まりやさんの、雑誌か何かで、雑誌、ラジオか何かで、
まりやさんが、
「音楽と主婦とやっていて、主婦だけやってたら煮詰まってしまうから
音楽に行き、音楽だけやってたら煮詰まってしまうから、主婦業が
上手く行き」みたいな。
ま: そうだね、あの、どっちもあるから成り立つ、っていうところが
すごくあって、音楽だけを究めて、自分を追い込んで行きなさい、
って言われたら、多分逃げたくなるタイプなんですよ。
マ: そういう時にパッと主婦に行く?
ま: 主婦に行く、っていうよりも、そこに自分の心のよりどころがある、
ってことがすごく大きくて、だけど毎日ずっと味噌汁作っときなさい、
って言われても、なんかちょっと自分で表現したいな、っていう
部分があって、それをやっぱり音楽表現の場が、たまたま
与えられてることに、まあ感謝しつつ、だからその行き来が
好きなんでしょうね。
マ: ちょっとだからその部分は似てて、僕も芸能とか、音楽、っていうか
この世界だけにいると、ちょっと煮詰まっちゃってて、多分だからもう
いなくなってたかもしれない。
逆に言うと一生懸命やりすぎて、、、
ま: うん、うん、うん、わかる。
マ: で、パンクして、ダメになってしまう。
だからやっぱりレースがあって、レースはレースで厳しい世界なんですよ。
ま: そりゃそうだよね。命もかかってるしね。
マ: そうなんですよ。そこに行くことによって、まあ芸能のことを
少し忘れられて、でもレースでも厳しくなれて、でもレースだけ
突き止めてるとまたこれはこれで命がけなんで、死んでしまう可能性がある。
ま: うん、うん。
マ: そうすると、ある程度のところまで行くとまた歌を歌いたくなる。
まあ両方とも籍がある、あったんでラッキーかな。
ま: でもさー、リスキーなことだよね?
マ: リスキー。
ま: 芸能界を離れる、っていうのはさー、忘れ去られるかもしれないし、
まあそれはそれで違う職業になっていくんだろうけど、でもレースで
成功するとも限らないところにいるわけだからね。
けっこう賭けだよね。
マ: 10年ぐらい本当に。
ま: よく頑張ったな、と思って。で、その頑張りが多分素敵な大人にしたんだな、
と、私の目から見るマッチが、あるところすごく純粋に変わっていないのに、
あるところすごくステキな大人になった、っていうのは、そのいろんな
逡巡する思いとか、多分レースで苦労したこととか、営業とかいっぱい
しないといけないとかあるじゃない?
そのいわゆる大人にならないといけない、っていう、それを体験したから
今のマッチがあるんだろうなー、と思って。
今はすごくカンファタブルに行き来をしてるな、っていうふうに
見えてるけどね、私の目には。
(♫不思議なピーチパイ/竹内まりや)
マ: だからまあ52、って、まりやさん驚いてましたけど。
ま: 驚いた、ホント。10代だったからねー。
マ: でもやっぱりレースの世界に入って、20ぐらいから行って、2000年ぐらい、
今から約20年近く前ぐらいから割とこう自分でいろんなことを
やらなきゃいけなくなってきて、そこからはね、相当社会人としての、
こうキャッチアップが始まった、っていうか。
ま: それとやっぱり結婚もして、子どもを持たれた、っていうそういうことも
大きかったと思うし、やっぱりアイドルの人が50代を迎えて、
家庭もちゃんと持つ、ってすごくハードなことだと思うのよ。
それもやりながら、その別の世界で一線をまたね、歩いている、っていう。
マ: 大変なんですけどね。
ま: いや、えらいよ。だから私ホントにリスペクトする。
マ: アイドルをリスペクトしてくれるのはすごくありがたい言葉なんですけれども。
実はまりやさんも、割とアイドル、っぽいところから。
ま: アイドル、っぽいというよりもアイドルがいない時代に私はデビューしてるので。
アイドルが、こう、不作な時代だったんですよ、1978年、っていうのは。
マ: 前はどなたぐらいだったんですか?
ま: 誰がいたんだろう、、、アイドル、って、、、
マ: 山口百恵さんとか?
ま: 百恵さんはもう引退なさろうとしていたのね。で、次にトシちゃんが
出てくるまでのハザマなんですよ。たのきんが出るそのハザマだったので、
だから私とか杏里とか、あとは桑江知子ちゃんとか、そういった人たちが、
まあアイドル的な活動も多少強いられていたので。
芸能人運動会に出るとか。
で、それは違うな、って私は思っていて。
マ: まりやさん、運動会出られたんですか?
ま: 運動会出ましたよ!走り高跳びとかけっこういいところまで行ったんですよ。
マ: えっ?
ま: RCAの、そのレコード会社のゼッケンをつけてさ。
マ: 僕も何年かやりましたよ。
ま: やったでしょ~?
マ: RCAの。
ま: これをやりながら、私、これ音楽やりたいんだけど、これやってていいのかなー、
ってすごい疑問があって。
マ: ちょっとまりやさんの体操着、、、どんな姿なんですか?
ま: いや、まあ、そこに、あの、自分が運ばれていったら頑張っちゃうタイプなんで、
それはそれでいいんだけど、夜になって考えたら、いや、私ちょっと
音楽やりたいんだけどな、って。
で、それをやめるには、いったん結婚をするとか、一回休業するのが
一番いいだろうな、と思っていたところに、たまたま達郎と付き合いだしたので、
ああ、じゃあもう結婚して一回こういうの全部なしにしたいな、
って、2年ぐらい休業したんですよ。
その間がすごく実り多かったんですね。
マ: なるほどー。そのアイドル、っぽく売り込まれてて、ちょっと私のやってること
こうじゃないんじゃけど、みたいな悩みは達郎さんに?
ま: 達郎にずっと相談してた。私も、その、あの、山下さんみたいに
ちょっと音楽的にやりたいし、自分でもっと曲を作ったりしたいし、
みたいなことは、レコード会社の先輩でしたから、だからいろんな
愚痴を聞いてもらったり、っていう風にするうちに、本当に、
あ、この人と一緒にいたらいいなー、って思うようになって、
結婚したんですけどね。
マ: 達郎さんラッキーですねぇ~。
ま: いやいやいや、あの、誠意が、とっても誠意がある人だったんで。
もちろん彼の才能はすごいんですけど、やっぱ人間的に、あ、この人は
ホント誠意がある人だな、って。
マ: 決め手!なんていうのはあったんですか?
ま: 決め手?
マ: これでもう達郎さんと結婚して、ここだな!っていう。
ま: あ、一緒にいて楽しい。もうずっと話してたい、っていう。
マ: あー。
ま: 話してることがずーっと楽しい、っていう、それって、やっぱ結婚生活には
一番いいんだな、って今でも思いますよ。
ずーっとしゃべってるから。
マ: ええ、確かに。おしゃべり好きですよね(笑)
ま: そうなんですよ。だから私の結婚生活のあとの、一番最初のお仕事、って
ハイティーンブギのコーラスだったんですよ、今考えると。
マ: あれが一番初めだったんですか?
ま: 私、休業したでしょ?休業したから自分では歌わない、っていう生活をしてて、
でもちょっとコーラス一曲やって、って言われたのがハイティーンブギ。
マ: えっ?
ま: そうなんです。結婚初仕事。
マ: そうなんです。達郎さんがこの前ここにゲストで来ていただいた時にその話に
なったんですけど、
「あれだよ、ハイティーンブギのコーラスは、まりやとかEPOとかが
全部やったんだよ。」
とかって言ってくれてたんですけど。
ま: 同じレコード会社だったしね。
何しろ結婚式の次の日、結婚式が終わって披露宴が終わって次の日、
私たちはホテルオークラで一泊したんですけど、その次の日に、
ハイティーンブギの打ち合わせに、スタッフがこの部屋にやってきた、っていう。
マ: えええええー!そんな失礼なことをしたんですか?
ま: 松本隆さんとか、あのー、やってきて、
「いやー、その、次はマッチ、っていう人の映画の主題歌なんで、ちょっと、こう、
けっこうドライブ感のある曲をどう?」
みたいな、さ。打ち合わせを結婚式のあとに、、、
マ: 失礼なスタッフで!そうだったんですか。。。
ま: そう、それでコーラス参加させていただいて(笑)
(♫ハイティーンブギ/近藤真彦)
ー終わりー
昨年達郎さんがゲストだった時も思ったのですが、トークの終わりに
「ありがとうございました」とかそういう「ここでこのコーナーは終わりですよー」
っていうお知らせのようなものが全くなく、今回もトークが続くのかな?
と思ったら、突然ハイティーンブギが流れてCM,最後のコーナーに
行ってしまって、トークがぶつ切りされてたのが残念でした。。。
まとめて収録して4回分にカットして放送するのは普通によくあることなのかも
しれませんが、それならそれでもう少しアレンジして丁寧に編集して
欲しかったな、、、
それでは、次回は4月16日放送分をUPの予定です。。。